ローマ

2007年5月21日(5日目) フィレンツェ 8:19発〜ローマ 9:55着 ユーロスター



フィレンツェの駅の出発案内です。パタパタと回るレトロな感じ
です。『ROME TERMINI 8:19』のESに乗るのですが、いつま
でたっても何番ホームか案内されません。
10分前位にやっと表示され、乗客がどっと移動します。
なぜ直前なのでしょう?不思議です。落ち着きません。



 ▲フィレンツェのサンタ・マリア・ノヴェッラ駅で。


▲汽車の荷物置き場です。旅行社で、イタリアのホー
ムはキップがなくても誰でも出入りできるので、荷物
の盗難に気をつけるようにと言われてました。確かに
車両の出口すぐにこんな感じで置いてあるので、危な
いです。

今回も前の移動と同じく4人席の窓側でしたが、へんなカップルがとなり同士で手を握りながら座っていて、席を動きません。
まあ、向かえ同士よりとなり同士のほうが、しゃべるのが楽なので、そのままにしましたが、コミニュケとる気にもなれず、
前回のような楽しさは、まったくありませんでした。そう考えると前の移動はいいメンバーに恵まれ、運が良かったんですね。

ローマテルミニ駅に付き、ホテルを捜しました。
すぐ見つかりました。


この旅行は低予算で選んだので、ベネチア、フィレンツェとホ
テルはCクラスだったのですが、最後のローマは、ほんのち
ょっとだけリッチにしようと、ワンランク上の『スターホテル メト
ロポール』滞在、明日は『カンツォーネディナー』付きの、満喫
プランというのに申し込みました。
このホテルは駅からも比較的近く、とてもきれいで清潔で、
朝食もメニュー豊富で、なによりバスタブ付がありがたかった
です。前の2つのホテルは、水量のしょぼいシャワーしかな
かったので、こういうホテルの差がそのまま旅行の価格差に
現れるんだと改めて感じ、今後の旅行選びのいい経験になり
ました。

スターホテル メトロポールの情報はこちら

まだ午前中なのに運良くチェックインできました。
ラッキーです。
 


まずはホテルのそばにある駅から地下鉄に乗って、スペイン広場を目指しました。



▲スペイン広場&スペイン階段。この日も好天に恵まれ、暑いくらいでした。イタリアの空はとても美しいです。
映画「ローマの休日」で、オードリー・ヘプバーン扮する王女がジェラートを食べたシーンでもおなじみの場所。


▲階段の下の『バルカッチャの噴水』



▲階段の上の『トリニタ・デイ・モンティ教会』



この旅行にくる前に映画『ローマの休日』を見て予習
してきました。やはりジェラートを食べてみます。
残念ながら階段のところでは、飲食禁止でしたので、
離れた所からの写真になりました。




▲ブランドショップで有名な『コンドッティ通り』。すごいにぎわいです。

このあと彼女は、この旅行最大の関心事、渾身の買い物をしました。
最初そのお店が改装中で閉まっていました。その時の泣きそうな顔
を皆さんにもお見せしたかったです(笑)。離れた所で仮店舗営業
中で、無事目的のブツを手に入れました。よかった、よかった。



意地になってもう一度地下鉄に乗り、一旦ホテルに戻りました。
なぜ意地になったのかは下の記事をお読み下さい。


▲トレヴィの泉

危なくスリに!

ローマに着いて、ホテルにチェックインしたあ
と一番最初に買い物を済ませようと、地下鉄
に乗って、コンドッティ通りを目指しました。
その地下鉄の入り口が開いて、まさに乗り込
もうとした時、若い女の人が左側からぴったり
くっついて押してきます。なんだ?押されて右
側で人にぶつかります。右を振り向くと私の右
肩のところに赤ちゃんの顔が!なに?なに?
と二人に挟まれて混乱しました。
なんかヤバイぞ!
と大きく移動しようとした時、ズボンの右ポッケ
トに人の手が!ドキッとしました。四角い財布
がポケットにひっかかって助かりました。
慌てさせて、赤ちゃんで死角になったポケット
を狙ってたんですね。
ほんとにびっくりしました。
ワイフの話で、座席に座っているたぶんイタリ
ア人のおじさんが、女の人を引っ張って引き剥
がしてくれたそうです。そのおじさんにお礼を
言ったところ、「あれはジプシーだ。ローマっ
子じゃないんだ。危なかったな。」とたぶん
そんなふうに言ってるような気がしました。

初めての地下鉄なので、キップの買い方で手
間取り、キップの自動検札機が日本と反対で
通過にもたもたし、ホームで行き先をきょろき
ょろ確認し、大きなデジカメをぶらさげ、ガイド
ブックを手にし、今思えば、もう完璧に狙われ
る要素満載でした。4日目になり、少し慣れて
きてまさに油断でした。でも、被害なくほんと
ほっとしました。よかったです

買い物終了後、行きで怖い思いをしたのに、
再び地下鉄に乗りました。このままでは、なん
かこの旅行に敗北感が(笑)。スリになんか
負けてなるものかと。無事なにごともなくホテ
ルに戻れました。よかったです。


ホテルに買い物を置いてきて、
次は歩いて(笑)、トレヴィの泉へ。




彼女も言い伝えどおり、後ろ向きにコインを投
げました。またローマに戻ってこれるといいで
すね。

左写真は若い女性の団体客です。
ついシャッターを(笑)。


この2枚の写真は、
1980年大学生の時の
ヨーロッパ一人旅
の写真です。

トレヴィの泉では、後ろ向き
にコインを投げ、言い伝え
どおり、また、来ることが
できました^^



  

▲バルベリーニ広場の『トリトーネの噴水』            ▲上写真:バルベリーニ広場の『はちの噴水』
夕食は、『地球の歩き方』の日本語メニューのある店へ。そこで絵葉書をもらいました。

スリの被害にあえば、きっと楽しくすごすことはできなっかだろうし、旅行全体の印象も悪くなったことだと思います。
油断大敵です。とても貴重な経験をし、こうしてローマの1日目が終わりました。


5月22日(6日目) 今日はHISのローマ旅行にもれなくついてくる『オリジナル半日ウォーキング観光』と
満喫プランについてるカンツォーネディナーの日です。明日は朝早くから空港へ移動なので実質、この日が最終日です。

スターホテルメトロポールのおいしい朝食を済ませ、集合場所へ。

  

左写真:バルベリーニ広場へ集合。5カップルと女性のガイドさんの計11人です。イヤホンマイクの説明を受けスタート。
右写真:この日のトレヴィの泉は清掃中で噴水が出てません。ずいぶん印象が違います。昨日行っといて良かったです。

  

▲フォロ・ロマーノにて▲

この日まで、ずっとフリータイムで回ってきてて、初めてガイド
さんが付きました。
ガイドさんに付いて歩きます。地図を見なくて楽です。
イヤホン通して日本語の説明が聞けます。便利です。
バスにも乗って、バスの乗り方の様子がわかります。
下の写真のようにツーショットも初めて同行の人に撮っても
らえました。今までは、外人さんに頼みにくくて1枚もなかった
のです。
ずっと、地図とコンパスとガイドブックを持って、あっちだこっち
だと回っていたことを思うと、やはり旗持ってるガイドさんの後
を付いていくのは楽ちんですね。




▲この旅行唯一のツーショットです。首からイヤホンマイクを
ぶら下げています。



▲コッロセオ。外観だけで中には入りませんでした。ちょっぴり残念でした。

このあとバスで『ローマ三越』まで戻って、買い物して、この半日ウォーキングツアーは解散になりました。
午後は、バチカン方面へ。

  

『バチカン美術館』&『システィナ礼拝堂』見学です。30分位待って入場できました。午前は2時間待ちだったそうです。
ものすごい人、人です。人の列に押されてところてん状態です。まるで、神戸のルミナリエか、大きな神社の初詣状態です。
楽しみにしていたラファエロの『アテネの学童』見落としました。う〜んどこにあったの・・・残念。戻れません。
これでもかこれでもかという宗教絵画の連続でだんだん感動がうすくなってきました。しかも、満員の人。とても疲れました。

システィナ礼拝堂のミケランジェロ『最後の審判』は大きくてやはりすごかったです。残念ながら撮影禁止でした。
左写真:ラオコーン

  

    ▲ミケランジェロのピエタ像                    ▲バチカンの衛兵。なんかとてもすごい制服です。

  

サン・ピエトロ大聖堂の入場もすごい人の列です。テロ対策の荷物検査です。なんか悲しいです。
巨大なサン・ピエトロ大聖堂のてっぺんに登りたかったのですが、美術館疲れがはげしくあきらめました。

  

▲サンタンジェロ城▲



▲ナヴォーナ広場そばの帽子専門店。このお店で父に帽子をおみやげに買いました。旅行の最後の最後で、買えてとてもよかったです。実はこの最終日の夕方近くなってもまだ土産をぜんぜん買えてなかったのです。お土産には苦労しました。



▲バルベリーニ広場のトリトーネの噴水。
おみやげの話

このイタリア旅行で一番困ったのがお土産でした。とくに会社の仲間用のちょっとした土産に困りました。ベネチアの仮面は大きいのはかさばるし、ベネチアングラスは高いし割れそうだし、フィレンツェでは貴金属は高くてお土産というわけには・・・。宗教画の絵葉書ならどこでも売っているのですが、喜ばれるのか? HISのガイドさんが案内してくれた『ローマ三越』で母の土産は買えましたが、いわゆる日本の国内ツアーなら必ずよるようなみやげ物屋さんにまったく出会えませんでした。この後はディナーショーだし、明日は朝早くから空港へ移動だし、かなり焦りました。結局テルミニ駅の地下のスーパーで、チョコレートなどをごそっと買って、ほっと一安心。やれやれです。

 

▲会社の後輩の新築祝いにアクリルのお皿を。スペイン広場のそばのお店で。小麦は縁起物だそうです。


       

カンツォーネディナーショーは、歌も料理も素晴らしく結構満足しました。


とてもエキサイティングで楽しかったこのイタリア旅行も、もうじき終了です。思えばこの5日間よく歩きました。普段の生活では車ばっかりで、それも少しでも入り口に近い所に止めてなるべく歩く距離を減らすような、歩かない暮らし方でした。それが5日間歩き続けで、よく体がもったものだと嬉しかったです。ほっとしました。
運動をしてない私に比べワイフはずっとテニスを続けていて、3日目のフィレンツェの鐘楼登りでは、置いてかれとてもかなわないなあと思いました。が、最終日の最後では、彼女は一緒に歩いていてもまったく無口になり、疲労困憊といった感で私のほうが少しだけ元気でした。我ながらそのことが意外で、「勝ったな」とちょっぴり優越感を(笑)。
いよいよ最後の夜となり、そのまま寝ちゃうのがなんかがもったいなくて、ふらふら夜周りを。彼女は疲れてもう歩けないとのことで、一人で出かけました。やはり夜はなんとなくぶっそうで怖かったのですが、いくつか夜しか見れない素敵な夜景に出会え、旅のフィナーレとして感無量でした。左写真がその時撮った写真の中でお気に入りの1枚です。




5月23日(7日目) 今日は朝早くから空港へ移動です。
飛行機の2時間前には空港へとのことで、せっかくの昨日おいしかった朝食も今朝は食べれず、お迎えがきて空港へ。
自力で搭乗手続きと、免税の手続きしたのですが、苦労しました。成田ではわからないことは日本語で聞けば済んだのですが、イタリアでは、言葉がわからず、初めてのところでいろいろなれない手続きをするのは、とても大変でした。そして、荷物検査が長い列でかなり焦りました。液体の持ち込みがきびしくなったということもあると思いますが(歯磨きチューブ没収されました)、あちらの人は、順番がきて初めて上着を脱いでX線へ通します。なぜあらかじめ脱いで用意しないのでしょうか?不思議です。時間が迫ってきてかなりいらいらしました。
結局搭乗ゲートへ着いたのが出発15分前。空港で土産を買い足そうというもくろみもはずれ、座席に無事ついた時は、心の底から安心しました。
また、ヨーロッパへ行く機会がある時は、お金が高くても、添乗員付きのツアーにしよう!と誓った二人でした。




9:40 ローマ(レオナルド・ダ・ビンチ フィウミチーノ空港)発 スイス インターナショナル エアライン
11:20 チューリッヒ着 乗り換え 13:00 チューリッヒ発


5月24日(8日目) 7:50 成田着

とても楽しかった! また行きたいなあ。


ここまで、見てくださった方、どうもありがとうございました。


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